新潟県の南端、群馬・長野・福島県との境に位置する魚沼地方は、冬は数mの雪にが降り積もる、世界的にも稀にみる豪雪地帯です。2,000m、1000mの山々が連なる盆地の中央を信濃川、魚野川が流れ、その肥沃な大地は豊かな恵みをもたらします。雪は土や空気を浄化し、春は雪解け水となり大地を潤します。
30年程前までは、田畑の脇に菊芋の鮮やかな黄色の花が見られました。菊芋は美味しいだけでなく、腸のコンディションを整え、健康維持に役立つ優れた野菜であることを、かつての日本人は体験的に知っていたのでしょう。
今なお伝統的な保存食の文化が息づく越後魚沼から、菊芋を中心に、腸を美しく保つ「腸美食」の食習慣を発信して参りたいと願っています。